経営理念・行動指針・価値観
創業者精神や社風、伝統的な手法がまとめられたNAGASE WAY。ナガセの企業活動の根底にある考え方、価値感、行動基準。
「NAGASE WAY」は、2001年12月、個人創業50周年を契機に、
ナガセに伝わる創業者精神や社風、伝統的な手法をまとめて、制定されたものです。
ナガセの企業活動の根底にある、根本的な考え方、価値感、行動基準が
一冊の手帳にまとめられて、従業員全員が共有している精神となっています。
ここではその考え方の一部をご紹介致します。

ナガセインテグレックスは、叡智を集積し、「智慧」を生み出します。
「智慧」は実行の可能な解決策です。智を集積する原動力は問題意識であり、常に良いものを創ろうとする善良な欲です。
ナガセインテグレックスは「オプティマム・バリュー・クリエーター」として、
お客様にとって有益な価値の創造と提供を目指します。
経営理念
- 1.存続しなければならない企業で在り続け存続し続けること
- 2.お客様が真に満足される有益な価値の創造と提供
- 3.適正且つ十分な利益、収入、福利厚生の達成
- 4.感動と誇りを感じられる仕事の創造と継続
- 5.個人が尊重され全体が活きる企業であること(one for all all for one)
- ※6.1から5が矛盾することなく同時に両立できること(表裏一体、金胎不二)
ナガセが大切にしている考え方
企業を構成する要素には「人」「物」「金」があります。この中でナガセが最も大切にしているのは「人」です。人の考え方や想い、情熱が会社をつくると信じているのです。ここから「NAGASE WAY」の中には、ナガセの従業員一人ひとりの熱意や努力のベクトルを合わせて、力を発揮するために働く上での数多くの考え方や、仕事の仕方、習慣について記されています。その中からお客様にも知って頂きたい、ナガセが大切にしている考え方をご紹介致します。
1.原理原則・基本に忠実な仕事
ナガセは超精密加工に必要な要素を「超精密加工の10大要素」、「超精密機械の7大特性」として定義しています。サブミクロン、ナノオーダーの加工精度を達成するには、加工に影響を与える無数のファクター(要素)を考える必要があります。物理現象や自然の理の原理原則・基本に忠実な仕事を大切にしています。
2.技術の根張り
ナガセは一つひとつの要素技術を重要視しています。ものづくりには見えない部分にこそ重要な技術があります。例えば「機械」という要素があれば、「構造」にはじまり「解析」「熱」「振動」などの要素があり、さらにその要素の下に無数の要素があります。それらを徹底的に追求し、技能や経験を「技術」として昇華させていくこと。そこにナガセの超精密技術の真髄があります。
3.器の充実
ナガセには「器に対する投資は惜しまない」という考え方があります。どんなものであれ、その企業にはその器に見合った仕事しかできないと考えているからです。企業の器とは、人、設備、技術です。常に最高の器を準備して、仕事を受けられるように「人材教育」「新規設備」「技術開発」には、惜しみない投資を心がけています。
4.絶対品質・繰り返し再現性
ナガセには物理・科学を追求する会社ならではの言葉が無数に存在します。その一つが絶対品質です。どんなに高度な測定も比較測定を行う。確かな基準を持って常に基準に照らし合わせて計測をして出きるだけ真値を求めて作業をする習慣。そして、ナガセではその品質を、ただの瞬間芸で終わらせることなく、誰もが「繰り返し再現」できる技術へと高めることを重要視しています。